かがみ #2「後悔してます」
いろいろなことを考えたら投稿したのを少し後悔しました。 今、気持ちが混乱しています。本当にこれからSMの道へ歩こうかどうか、 慣れたら大変ではないか と思って、迷っています。 「ご主人様、〇〇〇はイヤらしいことしか考えられない、淫乱で変態の牝犬です。 このイヤらしい身体は、すべてご主人様のものです。 どうぞご自由にお使いくださいませ」などはけっして言えないで、 「お願いだから私の中に入れて」くらいで限界です。 気が強いでしょうか?でもそんな私を許して下さいません? SMに対する気持ち、とても不安なんです。 昔は「そんなこと、ばかじゃないか」と思いましたけど、だんだん 感じてしまうようになり、どうすればいいか分からなくなったんです。 SMというと、やはり普通のセックスと異なって、激しいほうです。 激しい方に感じてしまうと、もう普通のセックスでは満足できなくなり ませんか?だったら大変でしょう? また、命令に従うことについても困ります。実は今片思いをしています。 だから、あの人以外、ほかの人とセックスなどをする気がないんです。 SMの願いはあの人に言えるはずもない。しかし、自分でご主人様を探すことも おかしい。いったいどうしたらいいでしょう? Mにされたいよりも愛されたいと思います。二人の関係には 平等とか尊厳がないなら、長く続いて行けると思いません。 今回の かがみ の告白は、結構深いテーマを幾つか含んでいる。私なりの考えをまとめて みたが、長文になってしまった。 1.SM体験後の不安 一度体験すると、忘れられなくなる、というのはよく聞く話だね。でも、 体験せずに正直な思いを隠し続けても、いつかは破綻してしまうだろう。 恥ずかしい場面を想像しては濡らすことを繰り返し、そのうち心の中の 妄想に支配されて、抜きさしならなくなってしまう。かがみ にそんな 覚えはないかな。 2.片思いの彼への想いとSM 女性にとって恋愛は大事なものだと思う。たとえ片思いでも、好きな男性を 想う気持ちは大切にすべきと思うな。 だが、慕っている男性がご主人様になってくれるかどうかは、難しいかも知れ ない。恋人や夫がSであるのが、おそらくM性を秘めた女性の共通の願いだろ うが、世の男性すべてがSでもないし、そういう男性に巡り合えるか否かは、 まさに出会いとしかいえないだろう。 だから、かがみ がどうすべきか悩む気持ちはよく分かるが、基本的には今慕って いる男性を選ぶか、それともまだ見ぬご主人様を選ぶかの二者択一になるだろう。 ここで、もし慕っている男性を選んだとして、その彼がたまたまSだったなら、 それは予期せぬ幸運だった、ということになる。SとMは、出会えそうで、なかなか 出会えないものだからね。で、ご主人様との出会いを求めるなら、普通の出会いよりも、 そういった方面の雑誌やテレクラ・HPなどに出会いの場所を求める方が、話が 早いかもしれない。いずれにせよ、かがみ の気持ちが一番肝心だね。 他の手段としては、実生活では普通の男性と付き合いながら、一方で仮想的な 調教を試してみて、自分が本当にM性を秘めているのか、奴隷体質なのかを確 かめる、という方法もある。これは他ならぬこのHPで行っている。(笑) 知っての通り、ここではプライバシーを明かさずに、性癖に合せた命令を試す ことができる。もしM性を秘めているのなら、例えば自慰するにしても、自分で 勝手にするのと「命令で」それを行うのとでは、心と体の反応がまるで違ってく るものだ。あれこれ悩むより、一度本当の自分の姿を知るために、仮想的な命令 を試してから、進むべき道を考えるのも良いかも知れない。 それから念の為に言っておくと、かがみ がその片思いの男性を慕って、「他の 人とのセックスなどする気がない」というのに、私にそれを強要する気はない。 さらにいうなら、私は通常の SEX なんかには興味を持っていないし。 これについては、SMに通常の SEX は必要か、というテーマがある。真正Sの 答えは No だ。SEXがあってもいいが、必須とは考えない。私もこの立場を支持 する。例えば、あるM女を調教するとして、彼女の秘部を晒すように縛り上げた とする。ここで秘部を弄ったり言葉で嬲ったりすることになるが、彼女との合意 がない限り SEX を行うことはありえない。無論、相手女性は縛られて無防備な姿 を晒しているのだから、犯そうとすれば簡単だ。だがSとしてのプライドがそれ を許さない。全てのS(自称含む)がそうだとは言い切れない部分もあるけど、多く のS男性は支持してくれると思っている。この話、かがみ には信じられるかな? 3.相手に対する思いやり かがみ は「二人の関係に平等とか尊厳がないなら長続きしないのでは」と 言ったが、これは私も同感だよ。 実はSとMの関係といっても、通常の男女関係、恋愛関係と同じで、その形態 や精神的な繋がりは千差万別なんだよ。自分の奴隷を通常の恋人以上に大切に 扱うS男性も居れば、奴隷に人格を捨てることを求め、モノや動物以下の存在 として扱うS男性も居る。恋人や夫婦がSMの関係にあるケースの他に、恋人 や夫以外に「ご主人様」を求めてしまうM女性も多い。また、自分の奴隷を、 わざわざ他の男性に凌辱させることを好むS男性だっている。 これは通常の男女関係を見ても、お互いに深く干渉しあうのを嫌うカップルも あれば、一時たりとも離れられないほど深く、精神的に依存しあってるカップ ルもある。相手に隠れて浮気(不倫)する男女もあれば、お互い承知でスワッ ピングなんかに出かける夫婦もある。まさに千差万別。人によって考え方、感 じ方は違うのだから、当然といえば当然だね。同じ事がSM関係にも言えると 思う。 そしてSMの関係といえども、それは通常の男女関係の延長にあるのだから、 互いに求めるものや考え方が違えば、結局 悲しい別れを迎えてしまうだろう。 むしろ、普通の男女関係より難しく、壊れやすいかもしれないね。 だから、よく言われるのは、SとMとは互いの信頼関係が大切、ということだ。 かがみ は「平等とか尊厳」という言い方をしたけど、少なくとも私は「Sが 偉くてMは偉くない」なんて考えはない。見た目というか形態的にはそう感じ るかも知れないが、お互いに相手を大切に思う気持ちがないと、とても安心し て身を委ねることなんてできないだろう。また、実際にはMよりもSの方から 相手の心や体に働きかけることが多い。SMのSはサービスのSと言われる 所以だ。そのときSからは苦痛と快楽を相手に与えることになる。苦痛と快楽、 でもそれこそがMにとっての悦び・幸せだね。そうでないなら、Sの行為は単 なる犯罪になってしまう。(笑) 4.被虐を求める心 そうなると、なぜM女はそんな凌辱に感じてしまうのか、という話になる。 実は、それを知る事こそ、私がこのHPを始めた理由の一つだ。私にもまだ 明確な答えはない。ただ、判っているのは、そういう女性は存在するし、そ の多くはそんな自分の想いを打ち明けられず、心の奥にしまいこんで悩みな がら暮らしている、ということだ。かがみ もそんな女性のひとりだったろう。 なので、この先は かがみ の気持ちを聞いてから、改めて考えたいと思う。 かがみ はSMを知ったとき、最初は軽蔑していたそうだね。でも次第にそれを 意識するようになって、感じるようになってしまった。そのあたりの心の動きや 変化を かがみ自身で分析して告白してほしい。