|
■西村眞悟議員・尖閣諸島視察報告会(1)
衆議院第二議員会館第二会議室 1997.5.16 14:30〜
***
(司会)大変長らくお待たせ致しました。ただ今、西村眞悟議員、到着でご
ざいます。ただ今より、尖閣諸島侵犯阻止を求める緊急集会を開催させて戴
きます。
前もってお詫びをしなければなりませんのは、大変中が蒸し暑うございま
すが、会館の都合で今の時期に冷房が出来ないそうなのでございます。ただ
でさえ熱いところにこの熱気溢れる雰囲気で、皆様大変かと思いますが、ど
うかご容赦を戴ければと思います。
それでは、さっそく本日の主催者を代表致しまして、拓殖大学総長・小田
村しろう先生よりお話をお願い致します。
「本日はご多忙中の所、多数御参集戴きまして、万丈立錐の余地の無いほど
の盛会、ご参集賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。本日は5月6日に
尖閣諸島を現地視察という快挙を成し遂げられました、西村眞悟先生の視察
報告を兼ねまして、尖閣諸島の侵犯阻止の為の緊急集会を開催致した次第で
ございます。
今国会におきます西村眞悟先生のご活躍につきましては、私が今更申し上
げる必要は無いと思いますけれど、さる1月の衆議院予算委員会におきまし
て、西村先生のお蔭を持ちまして、北朝鮮に拉致されました横田めぐみさん
の消息についての政府の答弁を引き出す事が出来ました。さすがに政府もマ
スコミも、この事実を隠蔽する事は出来なくなり、大々的に取り上げられる
事になった次第でございます。もし、この事が無ければ、政府はアメリカそ
の他の要望に応じて、北朝鮮に無償の食糧援助という事をなしておったかも
知れません。そういう国辱的な事をしないで、現在政府がまともな姿勢を取
っておりますことは、ひとえに西村先生のご活躍の結果であると、感謝致し
ておる次第でございます。
そして、竹島、北方領土はもとよりございますが、竹島に引続きまして、
沖縄県の尖閣諸島につきましても、我が国の主権が侵犯され、その領土の今
後の行方が懸念される事態に立ち至っております。
ドイツに、ルドルフ・イエーリングという法律学者がおりましたけれども、
彼が『権利の為の闘争』という本を書いております。彼はこの中でこういう
事を言っております。
もし、一平方マイルの荒れ地を隣の国に奪われたらどうするか? 果して
奪われた国は戦争を始めるのかどうか? 戦争を始めれば、何千何万の人命
を捨てなければいけない。或は、莫大な国費を使わなければいけない。場合
によっては国家の存立も脅かされるかも知れない。そういうような犠牲を払
ってまで、一平方マイルの為に戦うかどうか? そういう疑問を呈しました。
もしこの場合、奪われたままで手をこまねいておるならば、それは国家が
自らに対して、死刑判決に署名するのと同じである。一平方マイルの荒れ地
を失ったままにしておくならば、やがて他の領土も奪われてゆき、そうして
最後には、全ての領土を奪われて、国家の存立を失う事になるであろう。国
民は一平方マイルの荒れ地の為では無くて、国の名誉と存立の為に、戦わな
ければならないのだ。こういう事をイエーリングは言っておるわけでござい
ます。
しかしながら、残念なことに政府の竹島、尖閣諸島に対する対応ぶりとい
うのは、毅然とした姿勢がまったく見受けられない次第でございます。竹島
については、現在韓国が埠頭建設を強行致しております。それに対する何等
の対応策も講じていない。更に、尖閣諸島につきましても、尖閣諸島近辺の
領海はもとより、宮古島の領海に至るまで、中国の調査船が領海の侵犯を続
けておる状態に対しまして、何等の処置も講じていないわけでございます。
この状態を黙視出来ず、西村先生は尖閣諸島の現地視察という快挙を実行さ
れたわけでございます。
ところが政府は、それに対してあらゆる妨害を加えたのみならず、このよ
うな壮挙に対して、この土地の所有者が同意を与えていないという矮小な問
題を取り上げまして遺憾の意を表明するという、誠に嘆かわしい状況でござ
います。もし、土地の所有者が同意を与えないのであれば、政府自らこの所
有者を説得して視察に応じていたらというのが、政府の当然の義務であろう
と思うものでございます。
まことにこういうような状況におきまして、西村先生が、この壮挙を実行
されました事は、私どもとしては何よりも嬉しい事であると思います。その
結果、5月18日に香港、台湾等の一部の人達が計画致しておりました尖閣
諸島の主権侵犯の計画は取り止めになった、という事が新聞報道に出ており
ました。しかし、今後もこの問題は、引続き彼らは主張致しますでしょうし、
私ども日本国民と致しましては、断固として護らなければならない領土でご
ざいます。
どうか皆様も、今後とも西村先生を御後援戴きまして、我々の父祖から伝
えられました神聖な領土というものを、最後まで護り抜かなければいけない、
かように思う次第でございます。簡単ではございますが、主催者を代表致し
まして挨拶と致します。」
…拍手…
(司会)それではいよいよ尖閣諸島に、『週刊新潮』によりますと、文字通
り命懸けで上陸をされ、視察をされました、西村眞悟代議士にお話を戴きた
いと思います。ただ、この間ですね、携帯電話、或はポケベルのスイッチは
代議士のご報告中は、お切り戴けるようにお願いを申し上げます。
|